ドラマやYouTubeを見ていると、韓国人はやたらと「ご飯食べた?」と話していると疑問に思わなかっただろうか。そんなに韓国人は他人の食事事情に関心があるのか。いやそうではない。結論を言ってしまうと、単純に挨拶だ。
韓国におけるご飯の位置づけ
韓国ではご飯・食事を非常に大切にする文化です。その為、ご飯を食べてないと凄く心配されますし、個人的な見解ですが、食事量もかなり多いような気がします。
巷では、韓国人はクチャラーだとか。食べ方が汚いとか言う人もいますが、正直なところ人によりけりですし、文化的にそれが許容されているのであれば良いのはないかと思います。
ご飯を大切にする文化だからなのか。日本ではご飯を抜いたと言ってもそれほど何も言われませんが、韓国ではかなり突っ込ます(心配されます)。
ちなみに、これは韓国旅行に行くときに気を付けなければならないポイントですが、
2人前以上からしか注文NGのご飯屋さんがたまにあります。スープ系とかに多いイメージです。
実際の例を紹介
韓国では、「ご飯食べた?」が挨拶になるくらい、ご飯が大切にされているという事を分かりやすく説明する為、私が実際に見た韓国でご飯が重要視されている例を紹介しよう。
⑴マニモゴ文化
これは、韓国語「많이(たくさん) 먹어(食べて)」という言葉があり、マニ モゴ と発音します。
よく見るのは、夫婦で、お互いの両親が、それぞれに対して言ったり、年上が年下に対して言うイメージです。
食べることは元気の源と考えるので、こういう言葉をよく言うのだと思います。
⑵昼食休憩時間
日本では、お昼の時間であってもシフト制をとり営業することがありますが、
韓国では、お昼の時間は、公的な機関であっても「점심시간(お昼の時間)」と言ってブレイクタイムを設けるところが多いです。
Naver地図(韓国の地図アプリ)などをみても、営業時間の他に、たまに점심시간(お昼の時間)が書かれている所もありますね。
⑶オフィスに宅配
日本では考えられないと思いますが、韓国のオフィスでは私が働いていた所も、また友人から聞いた話でも、昼食の時間に合わせてオフィスに宅配を頼んで食べたりがよくあります。
これは、食事を重んじる文化から来ているのかわかりませんが、とにかく日本ではあまり見られない光景かなと思います。
⑷Emartの紙袋
これを見てください。韓国に住んでいた時に、イーマート(E-mart)という日本で言うところのイオンみたいなスーパーのオンラインサイトで購入した時に来た宅配物なのですが、ここに書かれている文字読めますか?
訳:どれだけ忙しくても、ご飯は必ず食べてください。
※챙기다は、準備するとか取り揃えるといった意味なのですが、日本語にするとおかしいので、
省きました。
ご飯を大切にする文化が表れていると思いませんか?いいフレーズですよねㅎㅎ
⑸今度一緒にご飯食べよう
最後に紹介するのは、「今度ご飯一緒にたべよう」というフレーズです。
日本ではどうですかね?挨拶に感じる人もいると思いますし、人によって千差万別でしょう。
韓国でもすべてが値するわけではないですが、基本的に韓国人が話す「今度ご飯たべよう」の今度は来ないことが多いです笑
本当に約束するのであれば、実際にその場で約束をつけます。
ちなみにこんな話があります。私が韓国の語学堂時代、ベトナム人の同級生にまた今度ご飯いこなって挨拶のつもりでいうと、「いつ?」と言われ、1週間後に一緒にご飯を食べに行きました。
私としては挨拶のつもりでしたが、楽しく遊ぶ機会になったので、良かったなと思います笑
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